オンラインブートキャンプを受講された伊藤 大智さんにお話を伺いました。株式会社EVERRISEでエンジニアとして勤務されている伊藤さん。スケートボードの魅力を伝えるWEBサイトを立ち上げました。

プロフィール:伊藤 大智
1993年生まれ。茨城県出身東京都在住。自治体職員から株式会社EVERRISEにエンジニアとして転職。Webアプリケーションコース(Ruby on Rails)とWordPressコースを受講し、地元スケートボードチームのホームページを作成。

プログラミングはイメージを形にする手段

――エンジニアになりたいと思ったきっかけを教えていただけますか?
 
イメージを形にするひとつの手段として、これからはプログラミングができて損はないかなと思ったのがきっかけでしたね。
今って日常生活の中で、どんな人もWebサービスを当たり前のように使っていることに気がついて、それらを理解することが今後確実に必要になっていくだろうな、と思ったんです。

――受講前にプログラミングに触れたことはありましたか?
 
両親がエンジニア系の仕事をしていたこともあって、プログラミングに関して少し調べてはいましたが、実際に触れたのはWordPressコースの前に受講したWebアプリケーションコースの受講時が初めてでした。

――そもそも、TechAcademyの受講を決めた理由はなんでしたか?
 
色々とサービスを調べていく中で、作ったものを成果物として出すというところに一番重点を置いていると感じたので、ここで勉強したいと思い受講を決めました。
プログラミングで何かを作りたい、という思いが強かったんですよね。
 
――WebアプリケーションコースとWordPressコース、両方受講された理由を教えていただけますか?
 
Webアプリケーションコースは、純粋にプログラミングを学びたいという目的で受講しました。
今回のWordPressコースに関しては、自分が地元で友達とやっているスケートボードチームのオウンドメディアを作りたいと思い、受講しました。
エンジニアではない友人でも管理がしやすいものを作りたい、というのもありましたね。

――TechAcademyを受講して、良かったところはなんでしたか?
 
サイトを作るために必要なものは何なのか、ピンポイントだけではなく全体像をわかりやすく学べるものだったので、そこはすごく良かったですね。
あとはメンターの方が本当に適切なアドバイスをくださいました。
限られた期間の中で、自分が作りたいものを実現するための最短の方法を教えていただけたので、本当にありがたかったですね。
 

スケートボードの問題が解決できるようなサービスにしたい

――受講中、実際に作ったサイトについて教えていただけますか。
 
KTSBという、スケートボードチームのホームページになります。
名前の由来は、自分の地元である勝田の「KT」と、スケートボーディングの「SB」で「KTSB」です。
ホームページ上では動画をアップしたり、自分たちで作成したTシャツを販売などしており、チームの看板のような役割を果たしていますね。
KTSBスクリーンショット.png

――サイトを作るのにどれぐらいの期間がかかりましたか。
 
業務をしながらだったので、期間で言うと1ヶ月、受講中の期間だけで作りました。

――短期間の中で作られたかと思うのですが、途中大変だったことや苦労したことはありましたか?
 
デザインのテーマがWordPressにあるのですが、そこから自分のイメージしたデザインをあてはめるときに、元々の要素とバッティングしてしまうことがあったので大変でしたね。
思ったようなデザインになかなかならなかったことが、作っていく中で一番苦労しました。

――作っている上で工夫した点はありますか?
 
APIをうまく使おうとしたのと、あとはWordPressのテーマの機能をうまく使って、トップページの画面で様々な動画を再生できるように工夫しましたね。
公開したいものがスポーツ系の動きが重要なもので、動画で見せたいという部分が強かったので、そこはこだわって作りました。
 
――これから実装していきたい機能などはありますか?
 
1ヶ月という短期間での取り組みだったので、本当に基本的なものしかまだ設置できていない状態です。
なので、今後はもう少しJavaScriptとかを使って、動画の見せ方を変えていきたいと思っています。
他のページに関しては、例えばユーザー同士がマッチングできる機能なども追加実装していきたいと思っています。

――サイトに関して、このようにユーザーに使ってほしい、といった思いはありますか?
 
最初は自分たちの発信のために作ったものだったのですが、その次の段階としては、スケートボードに関する問題が解決できるようなサービスにできたらな、と思ってます。
具体的には、スケートボードをやりたいと思った人が体験できる場所を探すことができるような、情報サイトとしてアプローチもしたいですね。

問題の大元を見るようになった

――今後勉強してみたい領域や言語は何かありますか。
 
一番はJavaScriptを勉強してみたいですね。
どのサービスを作るにしてもJavaScriptは使う場面が多いので、これができておけば、どんな場所でも今後強みになるように感じたのが理由です。

――プログラミングを学んでから自分自身で変わったと思うところはありましたか。
 
プログラミングを学ぶ前と比べて、自分が今解決したいことの大元は何か、より意識するようになった気がしています。
何か問題に当たったとき、その解決策が前提から外れすぎていることが多々あったので、そもそも問題の前提は何なのかを考えるようになりました。

自分が楽しいと思うことをサービスに

――これからTechAcademyの受講を考えている方々に向けてメッセージをお願いします。 

Webサイトは、今後もっとエンジニアではない人でも作る機会が増えていくと思うのですが、そういったときに最初の道筋的を示してくれるのが、TechAcademyのオンラインブートキャンプだと思います。
受講することで必要以上に遠回りすることなく、目的とするサービスやサイトを作ることができるので、何かを作って公開することを意識している方に是非受けてほしいなと思いますね。
 
――「何かを作って公開する」ためのアイデアは、どのように探したら良いのでしょうか?

本当に自分が好きなやりたいこと、楽しいことを形にするのがいいのではないかなと思います。
やっぱり、自分自身が楽しくないと続けられないし、作りたいっていう意欲もなかなか維持できないですよね。
そこは変に外からの体裁とか考えないで、本当にシンプルに自分が好きなやりたいこと、楽しいことを形にするのがいいのではないかなと思います。

(インタビュアー:村田美寿穂)